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    眠りのリズムに正しく乗れば痩せられる

    睡眠

私たちの眠りには深い眠りと浅い眠りを何度か繰り返すリズムがあります。

このリズムにしっかりと正しく乗れるか乗れないかで眠りの質が変わり中年太り防止や解消にもつながります。

 

1. ノンレム睡眠とレム睡眠

1-1. ノンレム睡眠、レム睡眠とは

ノンレム睡眠、レム睡眠それぞれ聞いたことはあるけど意味は漠然としかわからないなあという方も多いのではないでしょうか。

 

一言でいうとこれらは眠りの深さの違いです。

 

深い眠りは脳を休める睡眠でまぶたの下で眼球運動が見られない「ノンレム睡眠(Non-REM: Non-Rapid Eye Movement 睡眠)と呼ばれ、

一方、
浅い眠りは体を休める睡眠でまぶたの下で
ピクピクと眼球の急速な動きが見られるレム睡眠(REM: Rapid Eye Movement 睡眠)と呼ばれています。


1-2. ノンレム睡眠とレム睡眠は1.5時間ごとの繰り返し

 

sleep-cycle

入眠してから徐々に眠りの深度が増しノンレム睡眠が先に訪れます。

 

ノンレム睡眠が訪れて眠りが最も深いピークに達したら、今度は徐々に眠りが浅くなっていきレム睡眠が訪れます。

 

そして最も浅いピークに達したらまた徐々に眠りが深くなっていきます。

 

これを何度か繰り返します。

またノンレム睡眠は目覚めに近づくにつれて眠りが浅くなり持続時間も短くなります。

一方、レム睡眠は目覚めに近づくほど持続時間が長くなります。

 

ノンレム睡眠のピークから次のノンレム睡眠のピーク、レム睡眠のピークから次のレム睡眠のピークまでは個人差もありますが約1.5時間(90分)と言われています。

すなわち私たちは

入眠してから目覚めるまで、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を約1.5時間(90分)ごとに波形のように交互に繰り返しているのですね。

 

 

2. ノンレム睡眠と成長ホルモン

成長ホルモンは細胞の新陳代謝を促進したり、脳の機能回復、免疫力のアップなどといった役割をしますが、

入眠してから3時間のノンレム睡眠時に1回の睡眠の成長ホルモンのほとんどが分泌されます。

 

特に最初の1.5時間(約90分)のノンレム睡眠時には、その大部分70〜80%が分泌されるとも言われています。

 

入眠してから3時間に深くぐっすりと眠ることができず睡眠の質が悪いと成長ホルモンは正常に分泌されません。

 

成長ホルモンが不足すると中年太り、お肌のツヤが悪くなる、疲れがとれないなどの 老化 がすすみやすくなります。

 

 

3. 睡眠時間

睡眠時間

適切な睡眠時間の目安は、一般的には6 時間から8 時間あたりと言われます。

もちろん年齢や性別などによって個人差がありますし、加齢とともに短くなっていきます。

基本的には日中眠気を感じずにきちんと活動していくのに十分な睡眠時間が確保されていればよいといえます。


このように個人差のある睡眠時間ですが、

ノンレム睡眠とレム睡眠を考慮に入れると朝起きやすくなります。

 

すなわち、

上記のように約1.5時間(90分)ごとにノンレム睡眠とレム睡眠が繰り返されるわけですから、眠りが浅くなったレム睡眠の時に起きると起きやすいというわけです。

 

1.5時間を4回繰り返せば6時間睡眠1.5時間を5回繰り返せば7.5時間睡眠となるわけですね。

但し、

長く寝すぎるのは、睡眠のリズムが悪くなり眠りが浅くなって結局睡眠の質が低下してしまいがちになるのでよくありません。

寝すぎにも注意しましょう。

 

4. まとめ

ここまでみてきたように睡眠は量より質ということが言えます。

 

適切な睡眠時間(6 時間から8 時間程度)のなかで、
眠りのリズムに正しく乗って深くぐっすりと眠るような良質な睡眠が十分な成長ホルモンの分泌につながります。

 

いくら睡眠時間を多く(たとえば10時間以上)とったからといっても上記のように睡眠の質の低下などを考えると決してよくはありません。

尚、良質な睡眠のとりかたについては以下の記事もあわせてご確認下さい。
→朝の太陽は痩せるパワーの源

 

中年太りの防止や解消を考えておられる方もダイエットとしての睡眠を考えるとき
是非今回の「眠りのリズムに正しく乗る」ことを意識してみて下さい。

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