果物や野菜の皮は栄養の宝庫

抗酸化 食事

果物や野菜の皮には外界と遮断して自らを守るためポリフェノールを含んだものが多くあります。
どのような効果があるのでしょうか?

1. 果物や野菜の皮に含まれるポリフェノールの作用とは?

 私は普段、ざっと思いつくだけでも以下のようなものを皮をむかずに食べています。

りんご、ぶどう、柿、梨、桃、ニンジン、大根、ゴボウなど。

 その理由は果物や野菜の皮に含まれるポリフェノールも無駄にしたくないからです。

抗酸化

ポリフェノールには次のような作用があります。
りんごを例にあげると

1)抗酸化作用
りんごの皮をむいてしばらく置いておくと酸化して表面が茶色っぽく変色しますね。

でも皮をむかなければ変色は起こりません。

りんごの皮が酸化を防いでくれているのですね。
これが抗酸化作用です。

 
2)創傷治癒作用
木になっているりんごは、もし鳥につつかれて表面に傷が出来たとしても、しばらくするとまたその部分に皮が張ってきます。
これが創傷治癒作用です。

 
3)抗菌作用
りんごの表面に細菌やカビが付いても中まで腐りません。
りんごの皮が細菌やカビが内部に侵入するのを防いでくれているのですね。
これが抗菌作用です。

 

2. ポリフェノールは私たちの健康にどのように活かされているか?

ではポリフェノールのそれぞれの作用は私たちの健康にどのように活かされているのでしょうか?

1)抗酸化作用
活性酸素が増えすぎると体内の脂質などを酸化させ、いわば鉄が錆びるように細胞や器官を錆びつかせて老化させてしまいます、いわゆる「体のサビ」です。

酸化によってこの「体のサビ」が

もし、

肌で起こるとシミやシワに。

髪の毛で起こると白髪に。

血管で起こると動脈硬化に。

脳で起こると認知症に。

なるというわけです。

 
抗酸化作用ではこういった症状を防ごうとする力が働きます

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もちろん「体のサビ」によって体内の老化による基礎代謝の低下が起これば中年太りしやすくなりますのでダイエットの面からも
果物や野菜の皮も捨てずに抗酸化作用の恩恵を取り入れたいものです。


2)創傷治癒作用
肌荒れを改善したり胃腸や喉の炎症を防いでくれます。

 
3)抗菌作用
風邪やインフルエンザのウイルスによる感染を予防してくれます。

 

3. 身近な皮の利用例

果物や野菜の皮は自分で調理する際に摂取する以外にも、身近な食品にも利用されています。

例えば、
赤ワインはぶどうの皮および種、果汁を使って作られポリフェノールが豊富です。


フランスでは
一人当たりの肉消費量は世界のトップクラスであるにもかかわらず他の西欧諸国にくらべて心臓病による死亡率が低く、これは「フレンチパラドックス」と呼ばれています。

一般的には動物性脂肪=肉料理を多く食べるほどコレステロールの酸化による動脈硬化で血管が詰まって心臓病のリスクが高くなると言われています。

この理由は赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用のためではないかと考えられています。

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あるいは、
ミカンの外皮を陰干しして乾燥させ、1年たったものは、「陳皮」(ちんぴ)と呼ばれ中国では漢方薬として用いられてきました。
私たちの普段の食事をみても七味唐辛子や市販のカレー粉の中に入っていたりします。


その他にも、マーマレードにも夏ミカン、オレンジ、ユズ、グレープフルーツなどの皮が使われていますね。
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4. 農薬について

 

抗酸化

皮つきのままで食べるとなると農薬のことを気にされる方も多いかと思います。

農薬の多くは水溶性で水に溶けやすいとの事なので、私はしっかりとよく水で洗ってキッチンペーパーで拭いてから皮つきのまま食べています。

心配な方は重曹などを使って洗ったり、もともと無農薬のものを買ったりする方がさらに良いとは思いますが。


その他、妊婦さんの胎児や小さなお子さんへの影響に対しても注意する必要はありそうです。

 また外国から輸入された果物や野菜は防虫のため、かなり念入りに農薬が使われている事もあるそうなので輸入されたものについては皮つきのままで食べるのは避けた方がよいそうです。

 
それから農薬ではありませんが、野菜の芽は取り除くようにしてください。
特にジャガイモの芽は神経毒を含むので注意が必要です。