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食事
お酢のダイエット作用が多彩すぎてびっくり!!
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お酢にはダイエットをはじめ実に様々な働きがあります。
もしあなたが日ごろの食生活であまりお酢を摂っていないなら是非お酢を摂りいれてみてはいかがでしょうか。
1. 古代から伝わる薬
お酢は現在のイラク南部あたりで紀元前5,000年前ごろからナツメヤシや干しぶどうを使って作られていたという記録が残っています。
さらに紀元前1,000年ごろの中国では漢方薬に、紀元前400年ごろのギリシャでは治療薬として用いられていたという記録があります。
日本で酢が造られるようになったのは4~5世紀ごろ。
中国から酒を造る技術とともに米酢の醸造技術が伝えられたそうです。
奈良時代には上流階級の人々の間で漢方の一種、薬・高級調味料として用いられていましたが庶民にはまだまだ手の届かない貴重品であったそうです。
昔の人々は日々の体験からお酢の効果を実感していたのでしょうね。
2. 中年太り防止と解消のダイエットにお酢
1) お酢に含まれる酢酸は、体内に入るとクエン酸に変化します。
クエン酸はレモン、オレンジなど柑橘類や梅などにも多く含まれている酸っぱさのもとです。
クエン酸は細胞内で栄養をエネルギーに変える働き(クエン酸回路)を助け新陳代謝を活性化するので、余分な中性脂肪や血糖を消費して内臓脂肪を燃焼させる働きがあります。
ちなみにクエン酸回路は、ドイツ出身のハンス・クレブス博士によって1937年に解明され、1953年にこの功績によりノーベル賞を授与されています。
2) 酢酸が糖の吸収を遅らせるので食後の血糖値の急上昇を抑えます。
血糖値の急上昇が繰り返されると体内で糖化が起こって細胞が老化しエネルギーが滞りがちになり余分な脂肪が溜まって中年太りしやすい体へとつながっていきます。
3) クエン酸には抗酸化作用があるので体内での活性酸素の発生を抑えてくれます。
活性酸素は細胞や器官を錆びつかせて老化させるいわゆる「体のサビ」で中年太りの原因にもなります。
もちろん活性酸素は動脈硬化、心筋梗塞、認知症、ガンなどの原因にもなりますので注意が必要です。
4) お酢には殺菌作用があるので同量の水で薄めてうがいをすれば細菌の繁殖が抑えられ歯周病や口臭などを防いでくれます。
歯周病菌が歯肉の血管から侵入して増殖し血流にのって体内に入ると肥満や糖尿病、動脈硬化、心臓病、早産、ガン、肺炎、脳卒中、高血圧などとの関連も報告されています。
5) 酢酸が大腸の収縮運動を促すので便秘を解消して新陳代謝を高める作用があります。
便秘が続くと体内に溜まっている便が水分とともに体内に再吸収される(余分なカロリーを取り込んでしまう)ため肥満の原因にもなります。
6) 食事の際、醤油やドレッシングなど塩分の入った調味料を減らしてその代わりにお酢をかけることで減塩につながります。
塩を摂り過ぎると高血圧を引き起こし肥満につながる原因となります。
3. 他にもこんなにあるお酢の働き
1) 酢酸には血管拡張作用があるので血流がスムーズになって高めの血圧を下げる働きがあります。
2) 疲労を感じる原因のひとつに、激しい運動の後などにエネルギー源となる筋肉のグリコーゲン(ブドウ糖が繋がったもの)の不足があります。
お酢をブドウ糖と一緒にとると、ブドウ糖を単体で摂るよりも効率よく筋肉のグリコーゲンを再補充し、疲労回復をサポートして早める働きが期待できます。
3) 吸収されにくいといわれるカルシウムは食事の際、お酢といっしょに摂ると吸収率が高まる効果が期待できます。
小魚や骨付き肉などの調理の際に使って骨そしょう症対策などに役立ちます。
4. お酢の上手な摂り方
1) クエン酸回路を活性化させる酢酸の量を確認しましょう。ラベルに記載されている酸度が4%以上であれば健康効果が期待できるそうです。
2) 酢の摂取量の適量は料理用であろうと飲用であろうと合計1日15ml(大さじ1杯)程度を毎日継続的に摂ることが大切です。
3) お酢を原液でそのまま飲んではダメ
多めの炭酸や水などで割るなど5~10倍を目安に薄めて摂取すると良いです。
飲む場合、空腹時は胃を痛めるので、食事中や食後に摂るようにしましょう。
胃腸の弱い方も胃腸内を痛めないよう注意が必要です。
飲用にオススメのお酢としては黒酢、リンゴ酢、バルサミコ酢、ぶどう酢などがあります。
4) 炭酸や水などで割って飲用する場合は噛まないので唾液があまり出ません。
飲用した後は口内に残った酢酸成分をうがいで除去するようにすると、酸によって歯の表面のエナメル質が溶けてしまうのを防ぐことができます。
酢の物や酢豚など料理として酢を摂る場合はしっかり噛んで食事すれば、唾液が出て酸を中和して酸性に傾いた口の中を中性に戻してくれるとともにエナメル質を再石灰化してくれるので歯が溶けてしまうようなことは考えられません。